『漱石の個人主義──自我、女、朝鮮』

 

目次       

 

まえがき

                  

第一部 私の個人主義──私は私自身を代表している

 

第一章 「文鳥」「夢十夜」「心」から探る“意中の人”──「それから」の前夜

第二章 楠緒・保治・金之助──テキスト外のこと

第三章 愛せない男──市蔵(「彼岸過迄」)の燃えない愛と燃え上がる「嫉妬心」

第四章 「行人」──猜疑の拡散と、震源地・愛嬌のない女

  付 「行人」の二郎と三沢

第五章 「現代の青年に告ぐ」から「先生の遺書」へ──「野分」と「心」の間

  付 「心」と親鸞

第六章 「道草」等に見る、子どもに対する精神的虐待((メンタル・アビュース)の諸形態

  付 漱石と禅、女

 

第二部 漱石とその時代 ──性別・階層・国の壁

                       

第七章 「三四郎」の“絵を描く女”と野上弥生子の「明暗」

第八章 「幸徳秋水」(「それから」)・満韓遊歴(「韓満所感」「満韓ところ\/」)・安重根

    ──漱石が1909年から1911年にかけて経験したこと

第九章 進化する「細君」──「野分」「門」「道草」から「明暗」へ

第十章 持たざる者と持てる者──「明暗」の人々

 

「あとがき」にかえて ── 小説に遺された“美しい女”たち

 

© 2017 Sumiko Sekiguchi